「夢と志を育む」

校長 山田 浩充    

 皆さん、能代高等学校のホームページにようこそおいでくださいました。

 本校は、大正14年に秋田県立能代中学校として開校して以来、厳しい時代の流れに翻弄されながらも、充実発展の歴史を積み重ねてまいりました。昭和28年4月には、秋田県立能代高等学校と改称して現在に至っております。
  校是は、「文武両道」であり、本校で学ぶ生徒たちは部活動にも一生懸命取り組んでおります。また、その部活動の歴史は創立95年目を迎える本校の栄光の軌跡でもあります。このことは、能高生が高い志をもちながら、勉強や部活動に取り組む姿勢を身につけ、人間形成に努めているという証でもあります。本校は地域の中核校として、地域社会を支える人材を育てるとともに、国内外、各分野で活躍できる有為な人材を世に送り出してまいりました。

  本校は現在、これからの教育改革を見据えて3年前に立ち上げた教育プログラムの「New Will Project」を発展、深化させたいと考えています。実施4年目となる今年度は、学校の教育活動の中心に据えているグループ探究活動や個人探究活動を推進し、生徒たちに主体的な学習の姿勢を身に付けさせたいと思います。また、授業改善を進めながら、生徒に学習のモチベーションがもてるような学習課題の設定や補習のあり方も工夫していきます。

  本校の教育理念は、何事も最後まであきらめることなくやり遂げる強い精神力を養い、周囲の人にも自分にも常に誠実に、高い志を持ち続けられる人材の育成です。その教育理念の流れをくむNew Will Projectを推進し、私たち教職員は、生徒一人ひとりが高い志をもって学業や部活動に励み、自らの進路をたくましく切り開いていけるよう導いてまいります。そのために地域や大学など、様々な機関との連携をこれまで以上に進めたいと考えます。どうか、本校のこのような教育方針を理解していただき、創立100周年に向けて新たな伝統と歴史を築いていけるよう、これまで同様のご指導とご支援をよろしくお願いいたします。

                                               令和2年4月